2020最高の服

今年もたくさん服を買いました。

 

在宅がメインになり平日好きな服を着られるようになったのに加えて、残業がいかついことになったせいで買い物が格段に増えました。あまりよくないストレス発散法かもしれないけど、好きな服を毎日選んで生活できるのは本当に楽しい。

2020年の服を振り返ります。

 

 

COACH 90年代のショルダーバッグ

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COACH, Athena Designs

革のバッグはひとつあると使い勝手があります。サイズが小さめなので、併せて財布をGLENROYALのマネークリップに替えました。追加でタバコを突っ込めばどこへでも行けます。

Athena Designs フィッシャーマンニット 

アイルランド製、ハンドメイド。イギリス製のニットは気持ちが上がります。90年代以前のモノという話でしたが、ほとんど新品同様の綺麗な状態でした。着ると軽くて暖かく、良い冬になります。

 

levi's 80年代の501デニム

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levi's

今年はデニムを10本くらい買いました。デニムに呪われた1年です。その中で、初めて買ったヴィンテージデニムがこれ。キラカードみたいなもので、ヴィンテージの要素も含めて愛おしいです。シルエットも綺麗。

 

converse オールスターハイカット黒 MADE IN JAPAN

新品。これとG.H.BASSのコインローファーが今年の足元でした。歩きやすいし、どんな服でも合います。converseで言うとaddictラインのモノも気になったんですが、購入が難しい…2021年は転売の人たちが絶滅するといいなー。

 

BARRY BRICKEN チノパンツ

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BARRY BRICKEN, Champion

新品。日本では80年代のプレッピーブームの際に一躍有名になったそうです。今年はアイビーやプレッピーが自分の中で軽い流れになっていたので、SEROのボタンダウンシャツを買ってローファーと合わせたり。来年もそのあたりは掘りたいな。

Champion リバースウィーブ パーカー

アメリカ製の新品、赤タグの最上ライン。チャンピオンのスウェットやパーカーはそれこそ古着でいくらでもあるんですが、流行りの影響もあるのかけっこう高かったりするので、それならと現行品を買いました。目無しの無地でクセがなく、フードの立体感もあって良い。ふかふかです。

 

TIMEX オリジナルキャンパー

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TIMEX, NIKE acg

新品。米軍において使い捨て用途で採用された腕時計が元ネタになっているそうです。見た目はそうでもないんですが、着けてみると驚くほど軽くてチープで、そこが愛せます。値段も安め。

NIKE acg マウンテンパーカー

新古品。機能性とデザイン性に頭がクラクラします。ネットでは海外通販にしか在庫がなく、値段も高めなので眉間に皺を寄せていましたが、ふらっと立ち寄ったセカストで奇跡の出会いを果たして最高の気持ちになりました。先日はこれを着て鎌倉の夜の海を見てきました。暗かったです。

 

振り返ると、他にもトラッドに寄ったり軍モノに少し手を出したり、本当に楽しい一年でした。来年はバチバチのセットアップを探したいな。

良いお年を。

 

#買って良かった2020

 

最近読んだ本 名作編

社会人になって、本を新品で買うようになりました。学生のころはほとんどブックオフの100円コーナーで古本を選んでいたのですが、特に今年度に入ってからは、新型コロナによる外出自粛の影響や、そもそも読む冊数が減ったこともあって、本を買うにも楽天amazonをよく利用するようになりました。便利ですね。

ちなみに学生のころ利用していたのは川名のブックオフです。100円コーナーも充実していておすすめです。名古屋の方は一度行ってみてください。

そういう経緯で100円コーナーの縛りがなくなったので、読みたい本を自由に選べるようになりました。そういう本のチョイスになっています。一冊ずつイラストと、ちょっとした感想を書きます。

そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティー

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そして誰もいなくなった

ミステリーの名作として有名な小説です。オマージュ作品としては、「十角館の殺人/綾辻行人」を読んだことがあります。他にもいろいろオマージュされているんだろうな。

とても面白く読めました。初めに登場人物が一度に出てきて、こんなん覚えられねーよと思うのに、読んでいくうちにいつの間にか覚えられてしまうのが気持ちいいです。ハラハラします。一気に読んでしまった。

一九八四年/ジョージ・オーウェル

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一九八四年

SF小説です。1949年に発表されたそうですが、想像力の大きさに度肝を抜かれます。けっこう内容が複雑なうえに長いので読むのには時間がかかりましたが、「二重思考」の概念に触れられただけでも読んだ価値がありました。しかし難しい…。

存在の耐えられない軽さ/ミラン・クンデラ

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存在の耐えられない軽さ

恋愛小説の名作として有名だそうです。自分の中では恋愛小説といえば江國香織だったので、なんとなくそういう雰囲気を想像して読み始めたのですが、全然違いました。ほとんど哲学書です。舞台背景が1950年代、60年代のチェコスロバキアで、なじみが無い要素が多く出てきます。

いいタイトルですね。

十五少年漂流記/ヴェルヌ

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十五少年漂流記

冒険小説です。これは荻窪ブックオフで100円で買いました。小学校か中学校ぶりに読みました。やはり面白かった。「存在の耐えられない軽さ」の30倍くらいのスピードで読めます。

出版されたのは1888年だそうです。黒人の少年モーコーに、当然のように島での選挙権が与えられない描写が時代を感じます。昔読んだときは何も思わなかったのかな。

【番外編】あしたのジョー/高森朝雄ちばてつや

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あしたのジョー

漫画あしたのジョーをメルカリで全巻買い、この土日で読み切りました。読んだのは初めてです。

きっかけはツイッターでした。何かの投稿で有名なラストシーンの画像が流れてきて、改めて眺めたらめちゃくちゃ絵が上手かったので、どうしても読んでみたくなってその日のうちに買いました。

面白かった。特に中盤以降、矢吹丈の目つきの華がすごかった。読んでみてよかったです。ジョー…。

 

次はまた古着の話か、レコードの話とか映画の話も書いてみたいな。

以上です。

 

爆上がりした古着5選 上京編

2019年の春、就職のタイミングで名古屋から上京しました。東京、本当に楽しいことがたくさんあるんだけど、自分にとってかなり上位の幸せ要素として、古着屋がまじで多いことが挙げられます。名古屋の2億倍くらいあるんじゃないかな。

そういうわけで、この10ヶ月は様々な胸躍る古着体験がありました。その中から5着、特に心を揺り動かされた古着を記録しようと思います。

Arrow の半袖白シャツ

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Arrow の半袖白シャツ

生産:アメリ
年代:1950年代後半

異常に着心地が良い。年代はタグと襟の形による推定ですが、70年前の服とは思えないほど状態が綺麗です。タックインしてもしなくてもシルエットが良く、この夏は仕事着としても私服としても大変お世話になりました。下北沢のBIG TIMEで購入。

 

Levi's のデニム

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Levi's のデニム

生産:アメリ
年代:1984

オレンジタブの517、デッドストックです。リジットの状態で購入しました。ブーツカット、フレアがほんのり効いていて、シルエットがとても綺麗です。初めて水を通したとき、1時間程度お湯につけたら、お湯が濃い藍色になるほど染料が出てきてびっくりしました。リジッドでデニムを買うのは初めてなので、この先の色落ちを楽しみにしています。高円寺のSAFARIで購入。


Buberry's のステンカラーコート

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Buberry's のステンカラーコート

生産:イギリス
年代:1996年

荻窪ブックオフで購入しました。いっとき狂ったようにブックオフに通っていた時期があり、その際の賜物です。コットン100%で、生地に繊細な産毛のような光沢があります。フォーマルな格好に合わせればすました表情に、ラフな格好に合わせればクローゼットに眠っていた親父の古着みたいな表情になり、面白い。昔の持ち主と思われる「中山」という刺繍(自分は中山さんではない)がされていて、それもちょっと面白いところです。


C. P. Company のリバーシブルジャケット

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C. P. Company のリバーシブルジャケット

生産:イタリア
年代:不明

スナップボタンやジッパーの硬質さ、ボックス型のシルエットから、裏表ともに武骨なワーク感のあるジャケットです。シックな服+ドリズラー、G9などの組み合わせにかなりぐっとくるので、その系譜です。同ブランドはガーメントダイ(製品染め)を発明したことでも有名。古着屋にはたまに熱狂的なファンの店員さんがいます。代々木上原のdojoeで購入。

 

COMME des GARÇONS HOMME のニット

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COMME des GARÇONS HOMME のニット

生産:日本
年代:1980年代中頃

アルパカ100%のニットで、長い毛足が奇跡のようによく残っています。手触りがかなり良い。ほどよい首元、きゅっとしまったリブで、品のあるシルエットになります。まじで仕事行きたくねえなって朝にYシャツの上からこれをがばっとかぶると、まあやってやるかという気持ちになります。高円寺のzuccaroで購入。

 

 

改めて振り返ると、就職による服装への影響もけっこうあったなと思います。いろいろな年齢層、考え方の人と接する機会がある中で、場に適した服装とは...?みたいなことを考える時間も多くありました。
マナーや慣習、発する側と受ける側双方のアップデートが無いと前に進んでいかないのが難しいところです。

来年度は小さいタトゥー入れたいな。

以上、爆上がりした古着5選でした。